明るい無職は農家になりたい

非農家無職33歳が農家を目指す。

ひとつの物事に執着すると無職は楽しめない話

何かする時は完璧にしなきゃ!と思っていた明るい無職です。

勿論、完璧になんて出来ないので何もしないで三十路を迎えてしまいました( ;꒳​; )

「失敗に対する恐怖心」

何がきっかけかは知りませんが、物心着いた時には失敗を極度に恐れる性格だった明るい無職。
完璧主義、と言うよりは失敗恐怖主義でしょうか。
恥を晒すのを恐れるため、とにかく挑戦を避けてきました。
あと何かやってもネタに走りましたね。失敗しても言い訳が出来るように。

そしてここから更なる恐怖が待っているとは知らずに......。

「ネタに走ってネタに固執しだした」

そんな失敗を恐れネタに走った明るい無職少年。
次第に、ネタに走ることが己のアイデンティティだと思い始めてしまいます。
ナンバーワンよりオンリーワンじゃありませんが、ネタに逃げ始めたのです。

すると不思議なことに、オンリーワンでナンバーワンを目指すようになるのです。
オンリーワンのナンバーワンは中々に恐ろしいものです。
要するに変人の中でナンバーワンを目指し出すのです。
(アカン)
と思っても時すでに遅し、明るい無職は立派な変人として三十路を迎えてしまいました。

固執すると執着が生まれプライドが暴れ出す」

さて三十路になり無職になりもう固執も何も無いやーとなった明るい無職ですが、気を抜くとムクムクと共に育ったプライドが起き上がります。

プライドの正体は固執や執着から生まれる自尊心です。
ワイはこれについては詳しいんやで!こんなに時間かけとるんやで!
というようなものですかね。

徒歩の話でも書きましたが、空き缶1つ拾うのですら、それに執着するとプライドが目覚めます。
ワイが綺麗にしたんや!ゴミを捨てる奴は許さんぞ!とプライド大暴れです。
捨てる人もいるし拾う人もいる、それでええのです。

「どんな人間も本心ではプライドを育てたい」

プライドは自尊心、自尊心は個性、個性は自信、とまぁ根の深いのがプライド。
元を辿ればポジティブな感情なので、やはり育てたくなるのが人間というものです。

若い頃はそれで良いのだと思います。
失敗も成功も含めて大いに育てればいい。
ですが、大人になり、自分というものが確立されたら、捨てるべきなのがプライドなのでしょう。

捨てるべきプライドを捨てられない大人が、パワハラなどをし、他者へ寛容性の無い社会を作るのです。

固執しない人生」

固執しないとは、つまり何があっても「まぁいいや」と流せる事です。
それ即ち、失敗を恐れない、という気持ちでもあるんですね。

明るい無職に無かったものです。
今現在、明るい無職はこの固執しない、という感情を完璧に持つことは出来ていませんが、ゆっくりと育てていきたいと思っています。

プライドを守り、失敗を恐れる無職ほど不自由な事はありません。
固執せず、失敗を恐れない無職になりたいと思う明るい無職でした。