明るい無職は農家になりたい

非農家無職33歳が農家を目指す。

納得力 著者 明るい無職

納得力とは何か、明るい無職氏は語る。
納得力とは全ての人に共通する幸せになる方法だ、と。
なんと、今回はあの納得力を明るい無職氏がネットで無料公開するというのだ。
特に期限も設けないというのだから我々は驚いた。
より多くの人に読んでもらい幸せになって欲しい、それが明るい無職氏の意思なのだ。


境界線

楽しい、幸せ、好き。
ポジティブな感情を表す言葉は様々だ。
辛い、嫌い、悲しい。
ネガティブな表現も様々だ。

では、このポジティブとネガティブを分ける境界線とはなんだろう。
曖昧に見える故に好きにも様々な言い回しがある。
筆者も、好きを仕事にしろだの好きを仕事にするなだの言われたことがある。
この二つの好きだが、好きと言う言葉を使っているのに言っていることは正反対だ。
実は二つの好きは違う言葉なのだと無職氏は語る。
それは先ほど述べた境界線とも関係してくる。

ハッキリ言おう、ポジティブとネガティブを分ける境界線とは「納得」である。

例えば
貴方は友達が釣りをしているから話に乗りたいという理由で釣りを始めたが、楽しくなくて止めてしまった。
明るい無職氏も釣りがしたくて始めてみたが、馴染まなくて止めてしまった。しかしとても楽しかった。

この二つのケースは、どちらも釣りを止めているが、一方はつまらなくて止め、一方は楽しかったが止めている。
この二つの違いこそ、納得力だ。
前者は「友人がやっているから」と話題にするために始めたものだ、そこには自分の意思で納得して始めた、という動機は無い。
後者は「全て自分の意思で納得して」始めている。
その納得こそがポジティブとネガティブを分ける境界線なのだ。

納得力

このことに三十路を過ぎて気がついた無職氏は納得力を求め行動した、端から見れば変人に見えたことだろう。
サラリーマンをしていた彼は退職を気に、家庭菜園を始め、パチスロを止め、スマホゲーも引退し、蟻を飼い、釣りをし、ビーライフを目指し田舎で木を切り倒し、農家を目指し、干し界隈に入門し、狩猟免許を取り、Twitterにハマり、ブログも始めた。
サラリーマンの頃とは180度違う生活である。
現実逃避と言われたこともある。
なら、この現実の楽しさは何だ。

楽しい、楽しいのだ!


納得していれば止めても失敗も楽しい

釣り、蟻の飼育、ビーライフは今現在は停止している。
理由は、今の生活には向いていない、と納得したからだ。
納得してしまえば、失敗や止めてしまったことも意味を持つ。
逆に、納得していないことに対する感情というのは基本的にネガティブな感情だ。
納得していない仕事、納得できない人間関係、納得することのできないノルマ、これらがポジティブな感情を産むことはない。

無職氏は語る、いつか時が来ればまた蟻の飼育も始めるかもしれない、と。
私は彼に、そういえばコガネムシスマッシュも最近やってませんね、と言うと無職氏は恥ずかしそうに笑った。

注、コガネムシスマッシュとは明るい無職氏が発案した害虫を電気ラケットで撃ち抜く倫理的にどうかと世間を騒がせたスポーツだ。
なお朝になるとコガネムシの死体が転がっているため、苦情が殺到したとかなんとか。


最後に

明るい無職氏は33歳のオッサンである。
だが、その心は童心そのもの。
それは明るい無職氏が今まで納得して物事と向き合ったことが無かったからだ。
明るい無職氏にとって、納得して物事に向き合うというのは、去年の退職からスタートしたことだった。
納得力を身に着けた時から人は人生を歩み始める。
だから彼はまだ幼子のようなものなのだ。

明るい無職氏はこうも述べた。
自分はとても幸運だ。
Twitterがあって良かった、SNSがあったことは自分にとって納得力を育てる要因になった、と。
Twitterには様々な人間がいて、刹那的な呟きをする人もいれば、コミュニケーションツールとして呟く人もいる。その多様性があったからこそ明るい無職は明るい無職として存在を許されたのだと。

ちなみに途中で述べた、好きを仕事にしろ好きを仕事にするな、だが明るい無職氏はこう解釈した。
好きを仕事にしろ、とは納得のいく職業を選ぼう、ということだ。納得した職業は満足のいく仕事と結果をもたらしてくれる。
好きを仕事にするな、の好きは実は好きではない。楽に置き換えられる。自分にとって楽な仕事、ストレスのかからなそうな仕事をしようとしていないか?ということだ。
そこにある好きは納得ではない。
納得じゃないことは、簡単にネガティブな感情に変化するのだから。

次回予告

では納得力を得るにはどうしたらいいのか?
その答えとなる無職式納得力メソッドをついに公開!
ところでメソッドってどういう意味だろう。

次回「次回は無い」
お楽しみに!