レオパレス問題に見る日本の社会の歪みを無職は考える

明るい無職は底辺企業を渡り歩いてきた底辺サバイバーである。
何なら今から履歴書を作ればその辺の底辺企業なら悠々受かることが出来る自信がある。

なお1年と精神は持たない模様。

そんな底辺エリートの目線から例の不動産事件、レオパレス問題をなんとなく語ってみたいと思う次第でごじゃります。

「レオパレス問題は日本企業全体の問題」

ざっくり説明「レオパレス問題とは」
施行代金の減少のために工事期間をやたらめったら短縮した結果、法律違反の建築物が完成し住んでいた人が追い出されオーナーが絶叫しレオパレスが倒産しそうな勢いになってる事件である。

もうこれはなるべくしてなった問題な気がするのです。
どこぞやの耐震偽装もまたしかり。
一度会社という形を形成してしまえば、必ず利益を追い求めなければなりません。
なので、多少不正をしても売り上げを上げなければいけなくなってしまうのです。

基本的には法律があるので、あまり無茶はできないのです。
出来ないのですが、バレなければいいやろの精神はどの企業も持っているんじゃないでしょうか。
それが違法外国人就労問題とか、今回のレオパレス問題とかである。

だからちょいと企業が
「こらバレないやろ」
と思い動いたらレオパレス問題はどこでも発生するのだと思う訳で。

「明るい無職の底辺履歴の場合」

とある配達業の場合。
正社員を少なくし、配達員のほとんどを期間雇用社員というパートにした。
しかし配達だけでは利益は少ない。
なので営業も付けてみた。
配達ってお客さんと話すから営業も出来るでしょの理屈である。

出来るかボケェである。

さて、すると出来るかボケェなので全然売れない。
そら書き留め配達して営業なんてかけたらイメージ悪すぎである。そりゃ売れない。
でも営業作っちゃったしどうしよう、ノルマだ！自爆だ！やったね利益回復✩.*˚

そうか良かったね( ^ω^ )

とあるビルメンの場合。
ビルメンには自社ビルを管理するパターンと、他社ビルを管理するパターンがある。
勝ち組と言われるのは自社ビルの方で、自社ビルを持つ企業はそこそこ大きい。本社基準の福利厚生もあるし、仕事内容も純粋に管理である。
やばいのは明るい無職がいた他社ビルの管理だ。
管理の仕事を落札せねばいけないので、価格競走なのだ。その安く落札した範囲でしか給料を出せないので、会社の利益のためには必然的に給料は安くなる。
更に契約内容は上層部の人しか知らず、契約違反の仕事は山のように現場に襲ってくる。が、契約違反ですよ！なんて声高々に言えば契約解除なので、余程にならないと声は挙げられないし、そもそも契約内容なんて下っ端は知らないのだ。

愚痴ですね。完全に愚痴です。

しかしレオパレス問題と同じ部分があるのだ。
そう、利益のためなら誰かが苦しんでも良い、という点なのだ。

苦しんできた底辺サバイバーが言うのだから間違いないです！

「 企業という上昇志向じゃないと死ぬマン」

底辺以外だって同じなのだ。
社員の給料は下げられない、利益がないからと休ませることも出来ない、クビなんて以ての外だ。
しかし利益は必ず変動する。
多い時もあれば少ない時もある。
それを貯め込んで、少ない時に吐き出せれば良いが、そんな上手くはいかない。
上手くいってたらこんなことにはならないのだ。

だから大手企業もその時代はよくても、後々、それこそ今酷いことになってる所なんていっぱいある。
企業はとにかく大きくならないと死ぬ。上昇志向で、かつ実現できないと死ぬ。
だから少しの不正や、社員の苦しみは目をつぶらなくちゃいけない。
明るい無職が死にそうになって退職しようと、それは企業にとって排泄するようなものなのだ。
明るい無職以外もそうだ。企業にとっていらなくなれば排泄される。
企業がそういうものなんだからもう仕方ない。

明るい無職は排泄されたのだ。

「排泄物は凄い力を秘めている」

しかし排泄物と侮るなかれ。
排泄物は物凄いパワーを秘めている。
排泄物は上手く発酵することで最高の堆肥になれる。
堆肥は次世代の作物を育てる超エネルギーだ。

あとジャコウネコの排泄物は有名だが、最高級のコーヒー豆になったりする。
排泄物フレーバーの香水もある。

排泄物は凄いのだ。

明るい無職はそこから発酵して堆肥になりたい。
堆肥は凄い。次の世代の植物が育つ環境を土に作るのだ。
そこにあるのは搾取し続け無理のくるサイクルでは無く、様々な微生物と共存し育まれるサイクルなのだ。

具体的に言うと、次世代の農家と共に育ちたい。知識も土地も惜しみなく貸していけるようになりたい。
農家希望じゃなくても、都市部に居場所がなければ迎えられるような農家になりたい。1年くらいいてええでーみたいな家を作りたい。

出来るかどうかは知らんのだけど。

知らんけどなのだけれど、現実と擦り合わせて可能な形を見つけていきたい。

無理なら諦めて違う形を目指すし、可能なら特化していきたいのだ。
無理のない形でそれを目指したいのだ。

無理をしない、それが不正も崩壊もしない秘訣なのではなかろうか。（と思う無職であった）

「 おわりに」

現在の日本は理想に近いながらも、何か噛み合わなくなってきたなぁという感じがします。
別に日本全体を変えたい！とかは無理なのでどうでもええのですが、友人関係であまり現代日本に馴染めてない人が多くて、その辺だけでも上手く回せたらなぁ程度ですが。

それこそスーパー引きこもりランドが必要に思えるのです。

退職したけど失業保険貰えるまで生活費が続かないなんてザラにありますし、ゲーム実況したいけど仕事で忙殺されてできないなんて友人もいます。
農家なら何でも出来るとは言いませんが、多少は出来ると思うのですよ。

まぁ明るい無職のとこに来たら最後、害虫出るわ毎食サツマイモだわの極貧ランドが待ってるので、その辺も都会との対比が出来てええんじゃないかと思います（笑）