明るい無職は農家になりたい

非農家無職33歳が農家を目指す。

イントゥザファーマー〜無職、農家へ〜

働くということは別に苦じゃ無いですが、人間関係が苦な明るい無職です。

さて皆さん、周りの人間が農家になると言い出したらどう反応しますか?
現実逃避?
食べていけない?

今回は明るい無職が何故農家に挑戦するのか、というお話です。


サラリーマンに希望が見いだせない

明るい無職は三十路の男の子!
結婚もしておらずピュアピュアで名前の通り定職に就いていない貴方色に染めてほしいお年頃です!

……果たして三十路を越えた手に職の無い独身が今後サラリーマンとして納得出来る人生を送れるでしょうか。
様々なモノを諦めた先に妥協としての納得はあると思います。
出世、給料、結婚、貯蓄、定住先......それらを諦めた先の安定。
そんな無職の未来は何かと言われたら、孤独死やら貧困老人やらもうクローズアップ現代のネタでしかありませんよ!
三十年も自分と付き合ってるんだから、ある程度の予測は出来るよ!

ふぅ、ふぅ......
(*´’Д’):;*:;カハッ

それも仕方なし、と考えるのもいいでしょう。
しかし、その前にやれることは無いのか?
その答えが無職は農業でした。

やりたい事とやるべき事が一致した時

明るい無職が退職前に考えていたのはBライフと呼ばれる小屋暮らし生活でした。
田舎に小屋を建て、簡単なバイトで年収100万程度で生きていく。
それをネットに乗せ、アフィリエイトや動画配信でお小遣いを稼ぐ。

しかし、何か引っかかります。

そんな時、農業という選択肢が現れました。
色々調べているうちに、無職の歯車と農業の歯車が噛み合うのを感じました。

まず無職は年収百万を目指していました。
農業は国の補助で百五十万の生活費が出ます。

(一定期間ですが)

そして住むべき家を探していました。
農村なら空き家がある可能性は高いです。

あと誰かの意思を汲んで仕事をするのが苦手でした。
自分の意思で仕事をするのは大好きです。

どうせ小屋暮らしを計画していたのなら、挑戦してみない手はありませんでした。

もし挫折したら?

勿論、挫折する可能性もあります。
挫折すれば四十過ぎでまたサラリーマンです。
ですが、そこに何のデメリットがあるでしょう?
最後にサラリーマンをしたビルメンテナンスなんて給料は16万ですよ!
ボーナスなんて会社の気まぐれで1ヶ月貰える程度です!しかも夜勤手当などを入れないピュアな手取りなので、12万とかですよ!
休みの日は清掃や他の現場に強制的に回されたりしました!
顔を売るチャンスだよ?ってアホかと!
目の前に給料変わらない四十路のリーダーがおるねん!

はぁ、はぁ......
ゲボハァ!( ´゚Д゚)・;’.、


挫折してもメリットだらけの農業

さて、更に話を進めます。
農業を挫折した場合、借金があればそれは負債として残ってしまいます。
そこは諦めましょう。
借金してまでやってみたかったことがある自分を誇りに思いましょ。

四十路で再びサラリーマンの世界に投げ込まれた無職はどうなるのか。
実は今再就職しようと変わらないのです。
いえ、むしろ農家をした後の方が断然良くなります。

底辺会社というのは、新卒は取るは取りますが少数です。
その主力は中途の三十路〜五十路です。
何故なら彼らは中途であるが故に、出世させなくてええのです。
一生ヒラで安月給で働いてもらう大切な人材なのです。

そしてビルメンテナンスの話ですが、四十路くらいの中途というのはとても良いポジションに行ける可能性があります。
それは、幹部候補は行かせられない成長性の無い過疎化した設備の管理です。
郊外にある企業の事務所が移転して倉庫になってるなんて最高ですね、そこはもう暇の楽園です。

更に、偉い上司というのは定年前です。
定年前の男性というのは、大半が定年後は田舎でスローライフを夢見ていると言っても過言ではありません。
そんなところへ元農家の中途がやってきたらどうなるでしょう、そりゃモテモテですよ。
他にも、底辺というのは己の底辺経歴を武器にマウントを取り合うものです。
昔はやんちゃしたとか、どんなブラック企業にいたとか。
彼らが一番得意とする獲物、それはサラリーマンをずっとしてきたような人間です。
一度目をつけられれば、もう延々と面倒な絡み方をされて死にたくなること請け合いです(体験談)。
その一方で、彼らが恐れるものは自分の想像もつかない場所からやって来る人物です。
農家なんかその最たるものですね、間違いなく彼らは畏怖します。
そこに狩猟なんてやってれば、もう一発KOです。下手に近寄ってくることは無くなるでしょう。

最後に

いかがでしたか?
無職にとって農業とはこんなにも可能性に満ち溢れているのです。
借金だけが怖いですが、機を狙って確実に動けば居抜きのようなことも出来ます。
共同経営という手もありますし。

果てしなく後ろ向きな前向きさですが、底辺だからこその希望がそこにあるのです!
さぁ!皆もレッツ農業!
同僚の嫌な奴に近づかれないような経歴を手にし、楽しい底辺ライフを送りましょう!