明るい無職は農家になりたい

非農家無職33歳が農家を目指す。

無職のオッサンが農業学校へ行って意味はあったのか?

それは、暖かな日差しの降り注ぐ春。
教室には見渡す限りオッサン、オッサン、オッサン。
そう、僕達は農業学校の受講生(ほぼオッサン、そして今日は、卒業式。

 

「明るい無職君(オッサン)、卒業おめでとう」

 

明るい無職(オッサン)
「はい!ありがとうございました!!」

 

今日は、そんな明るい無職(35歳、無職、オッサン)が1年間農業学校に通い、結果どうだったの?というお話です。

 


「求めよ、さらば与えられん」

 

さて、農業学校で人生初の事を多くしてきましたが、どんな事をしたかと言えば。

 

・実践的な農業(は種、鉢上げ、定植、畝立て、マルチング、消毒、防除、脇芽取り、摘芯、収穫、出荷、販売などなど)

 

・農業機械の操作(管理機、トラクター、種まきゴンベい、草刈機、動力噴霧器などなど)

 

・座学による農業知識の勉強

 

どれも非農家の人間からしたら初めての経験ばかり。
そりゃもう不器用な自分は怒られまくりの注意されまくり。

草刈機の操作が下手、管理機を使ったこと無い、畝が曲がる、夏のブロッコリーが半壊、葉物がアブラムシに襲われまくり出荷禁止、とかもうね!

 

そんな中でもヒーコラ言いながら通い、勉強し、卒業時には売上も生徒の中で真ん中くらいと自分では拍手喝采したいくらいの成績。

結果としては


通って良かった!

 

今はまだ次のステップで足踏みしているのですが、学校に1年間通ってた、というのは説得力になっており、皆さん新規就農を目指す人、という目で見てくれます。
行動こそ説得力というのがよく分かりました。

 

まぁトラクターも管理機も種類が変わればまた下手こくでしょうけどね!

 


「コミュ障な明るい無職ですが」

 

農業の基礎知識を学べる、というのがメインではありますが、同じ目線の仲間と一緒に活動できる、というのも実は大きかったり。

 

新規就農者はホントもう背景はバラバラで、親元だったり農家の婿養子だったり農業法人出だったり自分のように非農家だったり様々ですが、能力差は実はそんなに無かったり。
就農で悩んでるからこそ来る場所ですからね。

 

そんな彼らと同じ目線で語り合うというのは、今後なかなか無いイベントです。
何処に行っても普通は先輩後輩師匠弟子上司部下と立場が着いて回りますからね。

 

そして何より!!
お互い利害関係の無い人間関係というのは!!
例えコミュ障であってもっっっ!!
すっごい!楽ぅぅぅ!!
なのです。

 

お互いが独立就農を目指す他人な訳ですからね、例え相手が引きこもりであろうと無職であろうと農業知識ゼロだろうと気にしないのです。

今の時代、スマホで連絡は簡単にとれますから情報交換もとっても楽。
現に明るい無職が今気になっている地域おこし協力隊も学校の友達からの連絡で知りましたし。
先日は農業バイトも一緒に行ってきました。

昔であれば新規就農してしまえば地域との繋がりがメインなので縁も切れやすかったかもですが、今の時代は本当に良い繋がり方が出来ますね。

これにはコミュ障な明るい無職もニッコリウフフ(*´ω`*)

 


「農業に興味を持ったなら」

 

まとめとしては、農業に興味を持ったなら是非近くの農業関係の学校とコンタクトを取ってみてください!
理想であれば、サラリーマンをしている内に簡単な土日コースなどに通い、家庭菜園や市民農園で経験を積み、新規就農に理解のある農家さんと繋がって、その時が来たらガッツリ学べる学校に通う。というのが良いです。

 

自分のように突然行くのも当然アリです。
信用が無い分、試されるような事を言われたり、厳しい言葉で覚悟を試されたりもしますが。
まぁ相手も潰す気では無く探ってる感じなので良いコミュニケーションの勉強にはなりす。
その時は辛いけどね!
世の中を恨むけどね!

大丈夫!
美味しい物食べてゆっくり寝て1週間もすれば治るよ!!
あとその過程で愚痴れる仲間も出来たりするから!
愚痴れると大分回復は早くなるよ!

 

そして農業を目指しだしたら是非SNSを活用してみて欲しい!
正直SNS無かったらキツかった!
SNSには先輩農家さんも、同じように新規就農を目指して研修している人も、農業に興味がある人も、沢山いるよ!
そんな人達と関わりながら農業を目指してご覧なさいよ、そりゃ辛くても頑張れる訳ですよ!

そんなこんなで無職のオッサンが農業学校に通ってみた結果ですが、最高でした!