明るい無職は農家になりたい

非農家無職33歳が農家を目指す。

農家(志望)でハンター(ペーパー)な無職が昨今のイノシシ問題について語ってみる

罠免許はあれども今年は狩猟登録もしていない明るい無職です! 
でも学校で有害鳥獣の講義も受けてるのでその辺の無職に毛が生えた程度には知識はありますよ!


髪の毛は無くなってきてますが。

 

サンタさんに毛が欲しいってお願いしてみようかな。
_|\○_オネガイシャァァァァァス!!

 


「イノシシは何処から来るのか」

 

イノシシは山から来ます。
何故人里に来るかと言えば、ご飯を食べるためです。
なにせ人里はご飯の宝庫。
生ゴミやら放置してある野菜のカスやら畑やら食べるものは沢山あります。

 

とはいえイノシシとて人が自分達に友好的でないのは百も承知。
それでも来る理由は、やはり山に食べ物が無い、少なくなっているからでしょう。
ではその原因は?

 

・人間の手による開発
・食料となる木の実などの不作
・間接的な餌付けにより山より街の方がチョロいと感じている

 

言ってしまえばどれも正解。
様々なパターンで野生動物は人里に姿を現します。

しかし昨今1番の問題とされているのが

 

・大繁殖によるイノシシの活動範囲の拡大

なのですね。


山に豊富に食料があろうと、餌付けされていなかろうと、頭数が増えればイノシシは活動範囲を広げざるをえません。

 

 

食物連鎖絶賛崩壊中」

 

イノシシが増え続ける理由とは捕食者が少なくなっていることにあります。
ウリ坊の頃は狐に襲われたりするらしいですが、大きくなれば襲うのはクマくらいなものです。
クマも雑食性が強く、実際あまりイノシシは襲いません。
昔は狼がいましたが、ご存知の通り今は日本では絶滅しました。

 

なのでイノシシの天敵は人間、となる訳ですが、そのイノシシの天敵たる狩猟者も今や絶賛高齢化中。
国は有害鳥獣駆除にお金を出しているくらいに進んでやる人がいません。
多少田舎に住んでいる明るい無職とて、狩猟なんて三十路になるまで考えたことも無かったですからね。

となると解決への選択はこんな感じでしょうか。

 

・天敵たる狩猟者を増やす
・天敵たる野生動物を野に放つ
・人間とイノシシの棲み分けを無くして諦める
・遺伝子操作で子供を作れないイノシシを作り世に放つ

 

天敵たる野生動物を放つとなると、世は肉食獣が増えるわけで中々に恐ろしい世界になるのは間違いなさそうですね!


遺伝子操作も人間には扱いきれないジャンルなので突然変異とかで大変なことになりそう。


棲み分けを失くした場合も似たようなもので、日本の農業は壊滅的になるわイノシシによる死亡者は当然のように出るわ中々の阿鼻叫喚。

 

という事で狩猟者を増やす、が1番現実的だと思います。

 


「イノシシ可哀想はどう受け取るべきか」

 

そんな中、イノシシ可哀想という声もあります。
個人的に、これはこれで当然の声だと思う訳です。

イノシシを害獣として狩る狩猟者もいますし、イノシシを個の命として慈しむ人もいますし。
何も意見が違うから滅ぼし合う事は無いと思います。
多様性のあり方としては、そういう考え方もあるよね、といった感じで。

 

狩猟者の中にも当然命を奪う重さを噛み締めている人もいます、慈しむ人にも駆除の必要性を知っている人もおる訳ですから。

むしろ発展性のある良い議論の相手であると思います。


これから狩猟者はどんどん減り、野生動物が人の住む街に現れる可能性は大きくなると思われます。
そんな中で、都会と田舎の立場の違うふたつがどう対応していくか、というのは大事な話となっていくでしょう。

 

お互いちゃんと理解し合えれば、都市部にジビエ店がオープンして販路となったり、意義を見いだした若者が駆除隊に入ってくれたり、補助金が増えて新規就農者の生活を支える材料になってくれたりするかもですよ!
(最後のは願望です)

 


「さいごに」

 

時が経てば今度は本当にイノシシが人間により住処を追われ絶滅危惧種になったりする日も来るかもしれません。
そんな日にはまた意見は変わり、イノシシを慈しむ意味合いの方が大きくなったりもするでしょう。

要は本当にケースバイケースなのです。

 

明るい無職の独断による希望としては

 

・害獣駆除への補助金が増える
・捕獲後のジビエ化を促進する施設が出来る
・ハンターと農家(林業とかも)の兼業が促進される

 

とかでしょうか!
次回は野生動物との共存について書きたいです!