明るい無職は農家になりたい

非農家無職33歳が農家を目指す。

農家さんの自宅用の野菜は無農薬、というのが本当か聞いてみた

農薬の知識が皆無なので勉強中の明るい無職です!

害虫の天敵の虫なんかも、農薬の一種として数えられるみたいですね!
オモロ!!

 

さてさて

「農家さんは自宅用の野菜は農薬を使わない」

なんて話は聞いたことがあるでしょうか?
先日そんな話になったので、学校の仲間に聞いてみました。
すると。

「半分は本当、でも農薬批判の意味なら完全に嘘」

との答えが返ってきました。
ほうほう、なんか面白そうですね。
ということで、もうちょっと深く聞いてみました。

 


「農薬使わなくていいなら使わない」

 

何故農薬を撒くのか。
市場に出荷する際に、綺麗な野菜を出さないと売れないからです。

 

有機農家さんの所に遊びに行った時、収穫を手伝いましたが結構虫に食われてるんです。
虫食いの大きい外葉を取って綺麗ならそれで出荷。もし内葉まで食べられていれば、それはまたの機会に収穫していました。
もし虫食いがあっても、有機のお客さんは、その辺は分かっているので多少の虫食いはOKな人も多いのです。

 

ではスーパーは、と言えば。
虫食いは許されませんね。
虫のついていない綺麗な野菜を、決まった時期に、決まった量以上出せて一人前の農家なのです。

だから慣行農家さんは農薬を使います。


今の農薬って凄いんですよ。
どの程度で分解され無害化されるとか、ちゃんとデータ化されて使用出来る農薬が決まってるんです。


故にデメリットも。
高いんです。
高いし、撒く時は毒性もあるのでマスクをつけたり大変なんです。
農薬を撒くコストは馬鹿になりません。
だから、慣行農家さんだって使わなくていい農薬は使いたくないのが本音なのです。

 


「自宅用というキーワード」

 

「農家さんは自宅用は無農薬」というのは、農薬に害があるように書かれることがほとんどです。
ですが、その本音とは
「自宅用なら虫食いあっても構わない。虫食いがあっても味は変わらない。農薬を撒いてコストを上げるのが馬鹿馬鹿しい」
ということなのでした。

 

半分本当、というのは、農薬を撒いた出荷用の野菜であっても、規格外で出荷出来なければ食べる。ということです。
(埋めて土に還元したりもします)

 


「農薬が怖ければ」

 

明るい無職もアトピー持ちの虚弱体質三十路マンなので、合わない食べ物を食べる怖さというのは分かります。
農薬は確かに無害化されてから出荷されますが、それでも過敏に反応してしまうことはありますからね。

なので、農薬が良くないと訴えたいなら、自分の選んだ農家さんから野菜を買うのが良いと思います。


有機じゃなくても、減農薬に取り組む農家さんは多くいます。
そういう方から直接買う、または販売所でその人の野菜を買うことで、どんどん有機や減農薬は広がります。

「農薬は身体に良くない!」
と訴えるより
有機や減農薬の方が売れる!見栄えが多少悪くても問題ない!」
と訴えた方が間違いありません。

 

それに、他国や他県から遠路はるばるやってくる野菜より、顔の分かる近くの農家さんの野菜を買った方が幸せになれるじゃないですか。

などと思う明るい無職でした。