東日本大震災と無職の話
明るい無職は東北住まいなので実は東日本大震災もモロに食らった1人。
とはいえ、家族は全員無事だったし、実家も亀裂やらなんやらはあったもののその程度だったので、当事者と言うのも気が引ける感じです。
そんな無職から見た震災の記憶をちょっと書きました。
「住んでたアパートが大規模半壊」
さて、その頃無職は無職じゃなかったんですが、東日本大震災が起きた3月11日14時46分、アパートの自室でグースカ寝ておりました。
ちなみに階は13階。
物凄い揺れで目を覚まします。
あ、これこのアパート折れるわ、死んだな。
と脳裏に過ぎるくらいの揺れです。
もうどうする事も出来ず、ただ落ちてくる物から身を守る事しか出来ませんでした。
そして地震が静まり、部屋を見渡すと家具や家電が全て倒れ、落ち、部屋は散々たる光景に。
異常事態なのはすぐ分かりましたので、とにかく1度外へ降りて情報を集めました。
時代はまだワンセグ、近くの車屋に行って話をしたり、知らない人と情報を交換したり。
結果、とにかくこれはすぐ避難しよう、と住民達で話し、全員1度状況を見に部屋へ。
(これがあまり良くはない行為であるとは思いましたが、何せ逃げようにも何も持って無いので)
すぐ自分の部屋から貴重品だけを持って脱出。
したい所でしたが、何故か知らない近所の人の避難も手伝ったりしてましたね。アドレナリン出まくってたからでしょう。
そして自転車で祖母の家を目指した訳ですが、雪が降るわパンクするわでトラブル続出。
そんな中でも途中途中で情報を集めたり、外に出て販売してるお店を回ってみたり。
そしてなんとか祖母の家に到着し、介護で住み込んでいた家族と合流することが出来ました。
後日談ですが、住んでいたアパートは大規模半壊ということで取り壊されてしまいました。
しかし悲しいことに住民票を移しておらず、被災者とみなされなくて補助金などは貰えなかったのは懐かしい思い出です。
(半年くらい粘った(笑))
「恐ろしいラジオ」
停電で情報が入って来ない中でも、ラジオやワンセグで辛うじて情報が入ってきました。
(断水も発生してました)
しかし別に住んでいた父や姉、友人などの状況は分からず、不安の中で夜になりました。
深夜、ラジオを流しながら横になっていると、海岸におびただしい数の死体が打ち上げられた、そんなニュースが耳に入ってきました。
恐ろしい事が起きている。
聞いた時のその感情はやたら鮮明に覚えています。
しかし翌日からは有り余る体力に任せて情報を集め、周囲の様子を確認し、店舗を回ったりし、そんな事をしているうちに数日後にはライフラインも復旧しました。
今はもう普通に生活していますが、地震があった時の「死ぬ」という感情や、ラジオから流れたおびただしい死の情報は今も忘れられないですね。
だからと言って人間的に成長したとかそんな事は無いのが自分のキャパシティの限界を感じますね。
( ;꒳; )
でも今でも農地を探していたりすると、あそこの誰々は津波で流された、とか、家が持ってかれたとか耳にしてしまうので、確実に爪痕は残ってるんですよね。
実際、農業をするにもしても風評被害は今も続いていますし。
一生きっと何かしらの形で背負っていくのかと思いますが、それでも重い重いと苦しむよりは、意味のあるモノとして背負っていきたいと思っております。
オチも特にないですが、そんなお話でした。
あの頃はブログもTwitterもしてなかったので今初めて文にしてみましたが、自分で書いていても信じ難い経験ですね本当。
確か写真も何枚かあったはずなので、探してみたいと思います。
地域おこし協力隊とスーパー引きこもりランド
スーパー引きこもりランドとは
「間違いなく地方に移住するであろう明るい無職が空き家を使い娯楽たっぷり野菜やら獣肉たっぷりの施設を作ることで、引きこもりや離職して行き先のない無職なんかが気軽に滞在できる場所を作れるんじゃないか?という計画」
詳しくは過去記事参照
(`・ω・´)ゝ
https://akarui-musyoku.hatenablog.jp/entry/2019/02/15/213358
「スーパー引きこもりランドは空き家問題解決に貢献する(かも)?」
家というのは最高の居場所だよね!という考えから始まったスーパー引きこもりランド計画。
しかし悲しいかな、明るい無職は農業狩猟がしたいので、家の娯楽アイテムとは親和性が薄い。
。゚(゚´Д`゚)゚。
地域おこし協力隊という選択肢が無かった時点では、それは自己満足であり半ば夢のような施設。
何せ全て明るい無職の個人作業ですからね!
ですが、地域おこし協力隊という選択肢が出てきた今、それは少し話が変わってきのです。
スーパー引きこもりランドに秘められた可能性がムクムクと起き上がってきたァ!
その可能性とは!
・空き家問題の解決
・滞在型移住体験施設としての姿
・協力隊の集会所としての姿
・情報発信の拠点としての姿
・その設立のノウハウを明るい無職が吸収する場
・エトセトラ
空き家のリノベーションって協力隊の作業の中では結構メジャー!
なのでスーパー引きこもりランドと地域おこし協力隊の親和性は抜群だったのです!
「スーパー引きこもりランドと地域の融和」
協力隊として空き家のリノベーションをした場合、そこは「地域おこしの施設」として認識されます。
実はこれが大きいと思うのです。
明るい無職は地域の農業や畜産関係などのアルバイトも斡旋していきたい(むしろ自分がやりたい)と考えているのですが、地域おこしの施設として認識されれば来た人にアルバイトを斡旋しやすくなるのではないでしょうか。
なんせそういう施設(建前)なので。
そいでもって、移住体験の施設としても使えます。
移住体験で来てみたら、そこにゲームやら漫画やらフィギュアやらが並ぶカオスな家な訳ですよ。
これにはもう移住しちゃうでしょう。
明るい無職も今現在様々な地域に話を聞きに行ってますが、日帰りは結構しんどい
_(´ཫ`* _)⌒)_
素泊まりで良いから安く泊まれるとこ無いのかなー、なんて毎回思ってます。
正直スーパー引きこもりランドが今( ゚д゚)ホスィ…。
そんなこんなで田舎の拠点の可能性としては無限の力を持つ(であろう)スーパー引きこもりランド。
作られるのは農家としても成功した10数年後かと思われていましたが、もし協力隊になる事があれば数年のうちに作られるのかもしれない...。
そんな訳で乞うご期待!
自立とは変態性を認める事だと思う無職
来月にはもう学校も卒業なんだよなー。
と思うと気が重くなる無職です。
学校出たとて技術はぺーぺー、土地があったとて1人でちゃんと農業出来る自信はまだありませぬ。
そのために農業法人で働こうかと考えていますが、計画はまだ白紙。
そんな中でも意図せぬ話が転がってきたりして、でも決断も難しくてモヤモヤしてて。
そんな時にこそ思ったのが
「ダメな自分を思い出せ」
です(`・ω・´)キリッ
「マイナス限界突破中」
人並みに悩んでいて思ったのが、そもそも自分は人並みだったろうかという事です。
人並みじゃない無職が人並みさを基準に悩むなんて!
(ノ´∀`*)ぷーくすくす案件ですよ!
まぁでも悩む理由もおざなりにし過ぎると悩んだ意味も無くなりますからね。
今度はダメ人間としての視点で悩んで見ることにします。
するとさっきまでコントロール不可能だった悩みが自分の意思で制御できそうな感じに!
宙に浮いた状態、というのは正にこの事です。
身の丈に合わない悩み方をしてたのですね。
答えを出すのは自分なのですから、悩んだ時こそ自分を省みるべきだったのです。
思えば悩んだ時、不安な時というのは相手を(対象を)見つめすぎてるのかもしれません。
結局起きてる事柄が問題なのでは無くて、答えを出せない自分で悩んでいるという事なのらよ!
自分という存在を把握し起きた事象に対して判断できる人間の事を自立していると呼ぶのでしょう。
己をあるがままに、いかにダメ人間かと自覚し受け入れれば悩みは選択肢に変わるのです!
さぁ世のダメ人間達!共に自覚しよう!そうすれば降りかかる火の粉が来ても
1・自らの手で振り払う
2・隣の人を盾にする
3・え?火の粉気持ちいい?熱っ!キモぢいぃ!
などなど好きな選択肢を選べるように!
アトピーに熱湯をかけると気持ちいいが如く!降りかかる火の粉の熱さを快楽にっ!(違う)
生き辛さは居場所の少なさに比例すると思う無職
ぼっちでコミュ障な明るい無職です。
でも引きこもりでは無いのです。
何故なら外に居場所を沢山持っているから!
ぼっちでも、コミュ障でも居られる場所は意外と沢山あるんですよ!
それを知って欲しくて記事にしてみました。
「外の方が自分を傷つける存在が無かったりする」
家の中にいても完全に一人、とはなかなかいかず。
親元であれば親は部屋に篭もる子供のことを色々考えますし、アパートなどでもあの人常に部屋に居るよねー、なんて見られてたり。
意外と引きこもってる方が存在を認識されてるのです。
そんな訳で明るい無職は引きこもるなら外に出て沢山居場所を作って、そこに引きこもれば良いと思う訳です。
外にある居場所の代表の1つは図書館!
誰でも入館でき、読み書きするためのスペースが用意されており、本やDVD、CDなどを借りて帰ることも可能です。
トイレと水飲み場もあったりしてライフラインも整っております。
そして何より無料。
他者との接点も少なく、無職だからといって誹謗中傷される事もありません。
しかし食事は出来ません。
なのでお腹が空いたら持参したお弁当を食べに公園に行ってもいいですが、公園はあまり無職向けではありません。
大きな公園が近くにあればいいのですが、小さな公園は長居するには人の目が気になります。
なので食事はスーパーのフードコートをオススメします。
うどんでも食べて休憩しましょ!
予算に余裕があれば普通に豪遊も可能です。
ご飯のついでにコーヒーでも買ってカフェ代わりにするのも堪らんですね!
しかも帰りに買い物も出来て一石二鳥、それがスーパーのフードコートなのです。
他にもカラオケ屋もオススメの居場所。
最近のカラオケ屋はとにかく居やすいです。
平日の昼間は部屋が空きまくりで困っているので、ランチ付きドリンクバーセット20時まで滞在可能で1000円、なんてところも。
こちらは部屋にコンセントもあり、なんと映画も見れたりします。
WiFiは大抵あるのでスマホで動画を見てても良いですしね。
当然ですがカラオケも楽しめますからもうこりゃ堪らん!
他にも色々ありますが、言えるのはどの居場所も自分を傷つける存在はほぼ皆無だということです。
指さして、あいつ無職だぜ!なんて言う人はいません。
むしろ優しいです。
「無職になってすぐ行動出来る人間は少ない」
無職に限らずですが、疲れ果てた、傷ついたすぐ後に新しい方向に進み出せる人は極小数。
少しずつ傷を癒し、体力を回復させ社会に戻る訳ですが、あまり休みすぎてしまうと体力も免疫力も落ちてしまうのは精神も身体も同じなようです。
引きこもってしまうとその調整に狂いが生じ、どんどん上手くいかなくなってしまう気がする今日この頃。
外に居場所を複数作る、というのは社会と自分の隙間を調整する為にも便利なのですね。
とはいえ、あまり頻繁に1箇所に依存すると店員さんやら常連客に好奇心や悪戯心や悪意を向けられる可能性もあるので、家と同様に依存はオススメしません。
依存というのは愛着も生むかもしれませんが、その他の感情も発生させやすくなるという事です。
なのでリハビリにはなるべく多くの居場所を、1箇所に依存しない生活スタイルをオススメします。
短時間バイトも居場所となり得るしお金も貰えるのでオススメです。
お金があれば居場所は更に増やすことが出来ますからね!
ネカフェは24時間滞在可能ですし、お金さえあれば温泉旅行や旅にも出れます!
お金を払えば当然お客さんなので、店員さんも優しく接してくれること請け合いです。
そんなこんなで居場所を作りまくれば何があっても生き残れるタフな無職になる事が可能なのです!
コミュ力があれば友達の家なんかも候補に上がるところですが、明るい無職には無理なので畜生トホホなのであった。
無職的キャッシュレス決済との付き合い方
キャッシュレス決済を使い始めて1年くらい?経過しましたが、今のところハッキングされたり流出もなく便利に使えている無職です。
自分の周りにもまだスマホでの支払いに不信感があり使えてない人もいるのですが、個人的には是非使って欲しいキャッシュレス決済。
面倒?その面倒さが良いのです!
「無職こそ現金以外の決済手段を」
どんな人でもそうですが、財布に現金が入っていると結構強気の使い方になるもの。
ところがカードだと、あの店でカード使えたっけ?とか、あの店ではカード払いポイント付かないんだよなぁ、とか様々な思考が入り乱れます。
この思考が良い!
1度思考が乱れると、この買い物別に今しなくてもいいんじゃないか、なんてある種守りの思考も入る余地が出てきます。
すると、コンビニに寄るのもめんどくせぇ〜、といったような根本の面倒臭さが出てきて、無事に衝動買いが回避出来る訳です。
話はキャッシュレス決済に飛びます。
キャッシュレス決済を使わない友達に話を聞くと、大体が管理の面倒臭さやチャージの手間なんかを上げますね。
この面倒さも良くて、買い物しようかと思ったけどチャージしてなかったから今度にしよ、とかなる訳です。
本当に必要なら他の決済手段で買いますし。
更にキャッシュレス決済は複数導入しておくことで、各サービスの大型キャッシュバックキャンペーンにそれぞれ参加することができます。
メルペイなら最大70%ポイント還元、ペイペイなら頻繁に来る20%系などなど。
あとメルペイはたまにやたらお得なクーポンも発行するので便利ですね。
LINEpayもたまにやってます。
とまぁ便利さを書きましたが、便利なんだけど面倒、それがキャッシュレス決済なのです。
キャッシュレス決済使ってますが、財布を持たずに外出!なんて不安で出来ませんし、むしろキャッシュレス決済というひと手間かかる不安のせいであまり買い物をしません。
あと現金を使うのにも躊躇するようになります。
アプリで払えるのに現金で買うのもなぁ、というひと手間感から現金で買い物するのが何となく損な感じがするのです。
つまりキャッシュレス決済を導入してからめちゃくちゃ買い物しなくなりました。
複数の支払い方法を得る、というのは実は利便性を捨てて欲望を抑えやすくする、ということなのです。
「流出時も依存してなければOK」
去年某大手のアプリが導入間もなく不正に使用されたりして大変話題になりました。
確かに怖いし何かあったら手間ですよね。
なので自分は各アプリには5000円までしかチャージしません。
登録口座もメインバンクでは無くサブで作った少額管理の銀行にしています。
何かあっても二〜三万の損害で済むようにしています。
何かあれば当然サービス提供側が保証するでしょうし、少額であれば万が一保証が無い、または保証に時間がかかっても気にはならないですから!
今の所はこんな感じの運用で楽しくキャッシュレス決済と付き合っています。
そろそろ戦国時代も終わり強い弱いも特定出来てきたので、不安な人も導入しても良い頃かな?とは思いますよ!
年末だし珍しく雑記を書いてみた無職
年末だからとて生活は変わらない明るい無職です。
むしろ世間的な休日は働いていたいので、バイトを全力でブッコみました!
今年は学校やらバイトやら、本当に新しいことばかり挑戦したものです。
ようやりましたよこのヘタレが。
でもスーパーのバイト先の正社員さんを見てると、ホントに若いのに凄い頑張るなーと思います。
人いないから残業当たり前だし、サービス残業も当たり前だし。
接客業だけどその仕事内容はほとんど雑用に近い。
天上人本部、その部下店長の望む営業成績を出すためにただひたすら作業してる感じ。
明るい無職にもサービス残業の強制もあったりして気持ち悪くなる時もあるけど、今は農家になるという目標があるから気にはならない。
今まではバイトにしろ非正規にしろ正社員にしろ、その職場が世界であるかのように思わされてたから辛かったんだなと思うのです。
今も学校でもバイトでも辛い時はあるけど、どっちも依存の意味では小さいからすぐ立ち直れる。
あとこのイベントをどう昇華させてTwitterやブログのネタにしようか、とすぐ考えるので俯瞰して物事を見れるタイミングがある。
俯瞰するとさっきまで物凄いショックだったのに、一瞬にして冷静になるから凄いし。
感情的な発信をすると後から見て微妙に感じるのだけど、落ち着いてからネタとして発信したものを見ると自分でも好きな文書が書けたなぁと満足してみたり。
そういう意味では今年の凄かった出来事は学校でもバイトでも無くてTwitterとブログなのかもしれないですね。
極たまに批判的なコメントが来てどんよりしたりするけど、顔の見えない他人の意見はそこまで引きずらない。
顔の見える人の批判は苦手意識を生んでしまうので、かなり引きずるけど。
農業というキラキラしてる訳でも皆が憧れ嫉妬するような世界でもない事を発信受信してるせいか、今のところ関わってくれる人はとにかく優しくて感謝しかない。
無職、というアピールだけだと有象無象に飲み込まれるけど、そこに農家というアピールが入ったことでとても良い結果になった。
SNSはキラキラしすぎたりネガティブすぎたりするとすぐ火がついてしまうけど、何個かのアピールを掛け合わせることで炎上とは無関係な世界を作れるというのは面白い発見だった。
やっぱり自分はこれから農家になっても、無職というアピールはしていきたいと思う。
ブログも、無職は農家にクラスチェンジしたようです、みたいなラノベっぽいタイトルに変わるかもしれないです。
ちなみにこの雑記はウォーキングに旅立ち、その途中にあるパチンコ屋で来店ポイントを貰いトイレも借りマッサージチェアに座りながら書いております。
昔さんざん貢いだ店なのでこれくらい許されるはず。
知らない人もいるかもですが、明るい無職は昔パチンコ狂いだったのですよ。
そんなダメっぷりも明るい無職を作っている構成要素の1つ。
潔癖なのもカッコイイけど、個人的には何かしら暗黒成分がある人が好きです。
農業学校の話を書こうかと思ったけど、本当の意味で雑記になりました。
これからもどうぞ明るい無職の応援をよろしくお願いします。
┏○))
農家(志望)でハンター(ペーパー)な無職が昨今のイノシシ問題について語ってみる
罠免許はあれども今年は狩猟登録もしていない明るい無職です!
でも学校で有害鳥獣の講義も受けてるのでその辺の無職に毛が生えた程度には知識はありますよ!
髪の毛は無くなってきてますが。
サンタさんに毛が欲しいってお願いしてみようかな。
_|\○_オネガイシャァァァァァス!!
「イノシシは何処から来るのか」
イノシシは山から来ます。
何故人里に来るかと言えば、ご飯を食べるためです。
なにせ人里はご飯の宝庫。
生ゴミやら放置してある野菜のカスやら畑やら食べるものは沢山あります。
とはいえイノシシとて人が自分達に友好的でないのは百も承知。
それでも来る理由は、やはり山に食べ物が無い、少なくなっているからでしょう。
ではその原因は?
・人間の手による開発
・食料となる木の実などの不作
・間接的な餌付けにより山より街の方がチョロいと感じている
言ってしまえばどれも正解。
様々なパターンで野生動物は人里に姿を現します。
しかし昨今1番の問題とされているのが
・大繁殖によるイノシシの活動範囲の拡大
なのですね。
山に豊富に食料があろうと、餌付けされていなかろうと、頭数が増えればイノシシは活動範囲を広げざるをえません。
「食物連鎖絶賛崩壊中」
イノシシが増え続ける理由とは捕食者が少なくなっていることにあります。
ウリ坊の頃は狐に襲われたりするらしいですが、大きくなれば襲うのはクマくらいなものです。
クマも雑食性が強く、実際あまりイノシシは襲いません。
昔は狼がいましたが、ご存知の通り今は日本では絶滅しました。
なのでイノシシの天敵は人間、となる訳ですが、そのイノシシの天敵たる狩猟者も今や絶賛高齢化中。
国は有害鳥獣駆除にお金を出しているくらいに進んでやる人がいません。
多少田舎に住んでいる明るい無職とて、狩猟なんて三十路になるまで考えたことも無かったですからね。
となると解決への選択はこんな感じでしょうか。
・天敵たる狩猟者を増やす
・天敵たる野生動物を野に放つ
・人間とイノシシの棲み分けを無くして諦める
・遺伝子操作で子供を作れないイノシシを作り世に放つ
天敵たる野生動物を放つとなると、世は肉食獣が増えるわけで中々に恐ろしい世界になるのは間違いなさそうですね!
遺伝子操作も人間には扱いきれないジャンルなので突然変異とかで大変なことになりそう。
棲み分けを失くした場合も似たようなもので、日本の農業は壊滅的になるわイノシシによる死亡者は当然のように出るわ中々の阿鼻叫喚。
という事で狩猟者を増やす、が1番現実的だと思います。
「イノシシ可哀想はどう受け取るべきか」
そんな中、イノシシ可哀想という声もあります。
個人的に、これはこれで当然の声だと思う訳です。
イノシシを害獣として狩る狩猟者もいますし、イノシシを個の命として慈しむ人もいますし。
何も意見が違うから滅ぼし合う事は無いと思います。
多様性のあり方としては、そういう考え方もあるよね、といった感じで。
狩猟者の中にも当然命を奪う重さを噛み締めている人もいます、慈しむ人にも駆除の必要性を知っている人もおる訳ですから。
むしろ発展性のある良い議論の相手であると思います。
これから狩猟者はどんどん減り、野生動物が人の住む街に現れる可能性は大きくなると思われます。
そんな中で、都会と田舎の立場の違うふたつがどう対応していくか、というのは大事な話となっていくでしょう。
お互いちゃんと理解し合えれば、都市部にジビエ店がオープンして販路となったり、意義を見いだした若者が駆除隊に入ってくれたり、補助金が増えて新規就農者の生活を支える材料になってくれたりするかもですよ!
(最後のは願望です)
「さいごに」
時が経てば今度は本当にイノシシが人間により住処を追われ絶滅危惧種になったりする日も来るかもしれません。
そんな日にはまた意見は変わり、イノシシを慈しむ意味合いの方が大きくなったりもするでしょう。
要は本当にケースバイケースなのです。
明るい無職の独断による希望としては
・害獣駆除への補助金が増える
・捕獲後のジビエ化を促進する施設が出来る
・ハンターと農家(林業とかも)の兼業が促進される
とかでしょうか!
次回は野生動物との共存について書きたいです!